MAJESTY250
型式/エンジン型式 SG01J/4HC【SG01J/4HC】〔4HC/4HC〕
全長×全幅×全高(mm) 2,110×765×1,330
シート高(mm) 700
軸間距離(mm) 1,500
最低地上高(mm) 115
乾燥重量/装備重量(kg) 147/158
舗装平坦路燃費(km/l ) 41.0(60km/h)
原動機種類 水冷・4サイクル・SOHC・2バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm× mm) 69.0×66.8
圧縮比 10.0:1
最高出力(PS/rpm) 21/6,500
最大トルク(kgf・m/rpm) 2.4/5,500
始動方式 セ ル 式
潤滑方式 強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量(L) 1.4
燃料タンク容量(L) 11
キャブレター型式 Y28V
点火方式 T.C.I式
バッテリー種類 DR8EA
1次減速比/2次減速比 2.666/2.312
クラッチ形式 乾式内拡遠心式
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.220〜0.880
フレーム形式 バックボーン(パイプ)
キャスター/トレール(度/mm)
28/103
タイヤサイズ(前/後) 110/90−12 64J/130/70−12 59J又は56L
ブレーキ形式(前/後) 油圧式シングルディスク/ドラム
懸架方式(前/後) テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドライト ハロゲンバルブ 12V60W/55W
市場背景と商品の概要
国内の二輪市場の需要構造は、近年いわゆる「リターン層」を中心としたアダ
ルト(30歳以上)ライダーの増加が著しい傾向となっています。事実、総需要に 占める10代、20代の若者の割合を年次比較で見ると、'95年43%、'97年33%と減 少していますが、一方30歳以上が占める割合は、57%、66%と着実に比率を増し ています。(「二輪車市場動向調査」より/日本自動車工業会調査/サンプル抽 出)これを台数ベースで換算すると、30歳以上の需要は、'95年の70万人に対 し、'97年は78万人と推定され、堅実な伸長を示していることになります。
こうした昨今の30歳代以上の需要の伸長に貢献しているのが、ヤマハが95
年夏に新発売した「MAJESTY250」です。本モデルは、'95年8月から発売のスポ ーツスクーターで、発売以降軽二輪スクーター市場でナンバーワンの人気を得 ているモデル。軽二輪スクーター市場は、都市部での機動性、長距離・高速道 路での優れた走行性、経済性等の利点から近年需要が安定していたが、特に 『MAJESTY250』は「スタイルの良さ」「スポーティで快適な走行機能」「可変バック レスト(背もたれ)装備による優れた居住性」などが、人気の理由となっていま す。
'95年は約6千台、'96年はスポーツバイクも含めた軽二輪分野でトップとなる
約1万台、'97年も約8千台、と需要を増やし、'98年4月末までに国内累計2万5 千台の販売を記録しました。また、後を追って各社からも同類のモデルが投入 され、250ccクラスのスクーターは市場での注目クラスとなっています。また、 「MAJESTY250」のユーザー平均年齢は40歳で、85%が30歳以上のユーザーと なっており、前述の国内二輪市場の年齢分布変化、及びアダルトユーザー増 加の牽引モデルとなっています。
またそうしたなか、ヤマハでは '96年より需要創造活動の一環として『週末は
バイク人』キャンペーンを展開、「モーターサイクルで過す大人の余暇時間」をア ピールしています。
要は、もともとのコンセプトは、おっさん向けのバイクであり、地べたで座って
いる兄ちゃんが、紫の電灯をつけて、ステレオをガンガン鳴らすものではなかっ たのです。笑
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