バイク買取専門店活用術

バイク買取店が社会認知され、テレビにおいてもCMが流れ始めています。こ
れまでに私は、バイク買取店に4台のバイクを売ってきました。皆様のご参考と
されるよう、ここに、その経験を公開するものであります。

1 台 目  : スズキ アクロス250
使用期間 : 平成3年8月〜平成9年8月
走行距離 : 約38,000k
売却経過 
 フロントフォークのゴムパッキンが破れオイルが流出し、修理に8万円かかる
とのことで、手放すこととしました。
 バイク雑誌に掲載されている買取参考価格を見たところ20万円という数字が
出ていることから、話半分でもという気持ちで数社に電話をする。すると、別々
の買い取り会社の代理店 広告なのに、同じ電話番号で同じ店員が電話に出
るのです。よくよく雑誌を見ると、どの会社も同様に電話番号が同じなのです。
当時は、業界が未成熟のため、代理店契約が複数可能だったのかもしれませ
ん。
 出張無料査定とのことですが、気持ちの負担が大きいようにも感じましたので
こちらから出向くと申し出たのですが、店には普段は誰もいないとのこと。(後
日、住所のところへ行くと倉庫でした。)アポイントメントの日時に向けて、少しで
も印象を良くするため、洗車をしてWAXをかけてやりました。勿論、フロントフォ
ークのゴムパッキンのあたりは念入りに拭いておきました。また、念のため、バ
イク量販店の赤男爵で査定を受けたところ、5万円とのことでした。
 当日、買い取り会社は、関東ナンバーの2トントラックでやってきました。(お店
は大阪府北部なのに・・・。)店員さんはちょっと怖そう。(当時は そんな感じで
した。)車両に関する書類を確認した後、走行距離、車体のゆがみ、タイヤの減
り方、キズの大小等をあらかじめ定められた用紙にABCDの4段階でチェックし
ていきます。この様子を見ていると、車体の汚れはあまり関係ないのかもしれま
せん。そして、エンジンをかけてしばらくアイドリングをさせ、吹かしたり、ゴース
トップをしてブレーキやサスペンションの様子をチェックしていきます。
  これらの情報を、本部といわれるところに電話をされ、査定額の連絡がありま
す。おそらく、本部では、市場取引価格をチェックし、査定額を連絡してくるようで
す。その間、査定に至っ た経緯や、次に乗るバイクの話をします。(後でわか
るのですが、この会話はオーナーの手 放す意思の確認作業のようです。)
 15分ほどして、「5万円」との連絡がありました。私としては、20万円の半額
を想定してい るので折り合いません。店員は怖い顔で、「ガソリン炊いて来た
のに手ぶらで帰れない。」と 怒ります。「そしたら、もう少し値段つけてぇな! 
10万やないと乗り続けるわ。」という押し問答の後、本部に電話され、8万円の
回答。売却が成立しました。(赤男爵より3万円高い。)
 再度、免許証の確認を行うとともに、現金と引き換えに、領収証を書きます。
消費税はつかず、金八萬円也と記入します。そして、買取証明書をもらうので
すが、この店の名前は、買取専門店とはまったく異なる名前なのです。また、買
取価格の記載はありません。あくまで現金と買取証明書だけが手元に残りま
す。このあたりが、クルマ買取専門店との違いのようで  す。店員さんは、「こ
の後、静岡で買取をして、東京まで行く。」と言っていました。


2  台 目  : ヤマハ アクシス90
使用期間 : 平成9年4月〜平成13年7月
走行距離 : 約33,000k
売却経過
 走行距離も3万キロを越えて、スズキアドレスV100への乗り換えを決意し、
売却を決定、 前回同様に、バイク買取専門店に電話をする。前回同様、関東
ナンバーの2トントラックが来るが、店員さんは前回より若い。また、ずいぶんと
感じの良い方。
 提示額は、2万円。粘り倒して3万円で成立。安心して取引できました。例に
よって、買取証明書には知らない店名が記載されていました。



3 台 目  : スズキ アドレスV100
使用期間 : 平成13年7月〜平成16年1月
走行距離 : 約27,500k
売却経過
 このバイクに乗り換えてから、どうもツキが悪く、まだまだ乗れるのですが、気
持ちの切り替えもあり、乗り換えを決意。
 今回は、バイク悪王とイメージの悪い某買取店に査定依頼。この会社の査定
は、査定項目を携帯端末に入力して、本部から連絡をもらうこと。査定額は何と
「0円」。モデルチェンジ前の形式であり、市場で引きが無いとのこと。当然交渉
決裂です。
 あらためて、前回の買取店に連絡。前回と違う若い店員さんが来る。査定額
は「1万円。」 値段がついたことにホッとするが、前回のアクシス90は3万円で
あり、2.5万円はほしいと ネゴシエート。一旦、2万円で決定するが、「せめて
500円でいいので、1万円台にさせてく れ。」との懇願があり、1.9万円で再
度決定。やはりアドレスV100はタマ数が多くて取引値が安いとのこと。
 ちなみに、現在、査定額が最も高い原付2種はマジェスティ125とのことで、
中型でも、ホンダ フォルツァやヤマハ マジェスティ、スズキ スカイウェイブは
高値で取り引きされるそうです。

4 台 目 : ホンダ CB125T
使用期間 : 平成9年8月〜平成18年9月
走行距離 : 約28,000k
売却経過
  長年、原付2種にこだわり、このバイクで1日500キロを当たり前のように走
ってきましたが、寄る年波には勝てず、東北−大阪間の下道ツーリングで遂に
マジェスティへの乗り換えを決意。
 マジェスティ購入店に下取り査定を依頼したところ、タンクが凹み、距離も走っ
ているので、5000円との回答。
 バイク王の支店に持ち込み査定を依頼。1万円との回答。
 ワースワイルに査定サイトから連絡の上、持ち込み査定。1.9万円の回答を
得る。前後タイヤとブレーキパッド、バッテリーが新品であることを評価してくれ
た模様。
 後日、ワースワイルに売りに行く途中、赤男爵に寄り、馴染みの店員に売りに
行く旨を伝えると、査定してみるとのこと。1.9万円の査定が出ていると伝えた
ところ、オイルリザーブが5リットル残っていることを考慮し、2.5万円の値が出
て、交渉成立。

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