沖縄ツーリング ヤマハ マジェスティ125 @


平成18年12月27日(水)

 今日から正月休みです。沖縄にツーリングに出発です。

 今回のツーリングは、旅行会社のフリーツアーで、3泊4日、往復航空券、ホ
テル3泊食事な
しで7.2万円を利用。現地でレンタルバイクを使用します。

 出発は大阪伊丹空港から。神戸空港開港の影響で、本数が減少し、少し寂
れ気味です。

 私は、40歳を超えるまで飛行機に乗ったことの無い人なので、手続きをする
にもオロオロす
る始末です。

 飛行機はボーイング777
  全長 73.9m
  全幅 60.9m
  全高 18.5m
  エンジン推力 40,800kg×2
  標準座席数 470
  巡航速度 905km/h
  最大離陸重量 237.0t
  航続距離 11,030km

 ボーイング社は、あの戦略爆撃機B29を作っていた会社です。ボーイングで
沖縄に行くのは、少し複雑です。
 ドキドキしながら、飛び立ちました。太平洋を望む頃には、写真を撮る余裕も
出てきました。


 飛行機の羽根ってたわむんですね。ちょっと怖いです。



 沖縄で借りたマジェスティ125FI。通称コマジェ。黄色いボディーが綺麗です。
お店で、沖縄の見所を再チェック。穴場情報を沢山いただきました。


 非力なようで結構トルクが太く、二人乗りをしても十分に快適です。メーターは
8キロぐらい誤差がありますので、メーター読みでオーバースピード気味に走ら
ないと、まわりの流れに乗れません。


デジタルメーターが素敵ですね。


こちらのお店で借りました。

沖縄の格安レンタルバイク「沖縄レンタバイク」
奥武山公園駅1分、50cc〜250ccのスクーター専門、
空港・近隣ホテルへ無料送迎、低料金に自信あり
3泊4日で12000円は格安です。京都で借りたら3.5万円くらいでしょうか。
沖縄は、レンタカーも1日3000円くらいなんです。



マジェスティ125FI 諸元
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車名及び型式 YP125F.I
車両重量(乾燥)(kg) 136.5kg
乗車定員 2人
全長(m) 2.065m
全幅(m) 0.740m
全高(m) 1.240m
シート高(m) 0.710m
総排気量又は定格出力 125cm3
軸間距離(m) 1.500m
タイヤサイズ 前輪 120/70-12 51J
後輪 130/70-12 59J
最小回転半径 2.6m
位置及びシリンダ数 単気筒
冷却方式 水冷
サイクル及び弁配置 4サイクルSOHC2バルブ
内径×行程 53.7×54.8mm
圧縮比 11.0:1
最高出力(EC表示) N/A
最大トルク(EC表示) N/A
スロットルボディ型式×数 F.I×1
気化器1個のベンチュリ数 -
エアクリーナー形式 湿式ウレタンフォーム
燃料ポンプ形式 電磁ポンプ
燃料タンク容量 8リットル
潤滑方式 強制圧送ウェットタイプ
オイルポンプ形式 トロコイドポンプ
エンジンオイルタンク容量 1.2リットル
冷却水容量 1.0リットル
蓄電池 YTX7A-BS
1次減速機構 ギヤ
1次減速比 40/15 (2.666)
2次減速機構 ギヤ
2次減速比 44/12 (3.666)
クラッチ形式 自動遠心式
変速機(比)形式 Vベルト式無段変速
操作方式 自動式(オートマチック)
変速比 2.541〜0.792:1
制動装置 前 シングルディスク
後 ドラムブレーキ
寸法 前 245.0mm有効径
後 130mm有効径
懸架装置 前 テレスコピックフォーク
後 ユニットスイング
緩衝装置 前 オイルダンパー・コイルスプリング
後 オイルダンパー・コイルスプリング
ホイールトラベル 前 90mm 後 85mm
フレーム形式 バックボーンタイプ
キャストホイール 前 MT2.75×12 後 MT350×12


 レンタルバイク屋さんからのアドバイスは、沖縄の道路事情です。

 まず、アスファルトには、隆起珊瑚が使われており、よく滑るということ。特に
雨の日は、事故が多いそうです。また、県民性か、ウインカーを出さずに右左折
するクルマが多いことや、Uターンも平気ですることです。このアドバイスは本当
に貴重でした。
 私が心配した、在日米軍のクルマは、特に気にする必要はありませんでし
た。

 バイク受領後に、糸満に住む友人宅に向います。中学、高校の同級生である
友人は、沖縄
に移住して、泡盛や健康食品を扱う会社を営みながら、音楽活動やCM製作を
行っています。

 6年ぶりの再会でしたが、旧知の友とはありがたいもので、隔たりなく話が出
来ました。

 友人とタンデムしながら、南部戦争遺跡を見学します。沖縄の全てを知るに
は、戦争と米軍基地を外すわけにはいきません。
 喜屋武岬は、連合軍に追い詰められた多くの軍民が身を投げて死んだ場所
です。美しい風景ですが、ここで多くの人々が死んだ事実は忘れてはいけませ
ん。







 沖縄見学の代表的な方法は、レンタカー。タクシーをチャーターする方法もあ
ります。


 続いて見学したガラス工房。沖縄ガラスは、素朴な味わいがあります。


 ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館を見学します。この壕で、沖縄師範
学校女子部、沖縄県立第一高等女学校生徒による「ひめゆり部隊」看護活動
に従事しながら亡くなっていきました。


 ひめゆりの塔近くの土産物屋にあったロケット弾を利用した看板。沖縄の複雑
な米軍依存色を感じます。


 沖縄平和祈念資料館を見学します。


 資料館前の平和の礎には、沖縄戦で死んだ全ての人々(連合軍を含む)の氏
名が刻銘されています。


旧日本軍が世界に誇る93式酸素魚雷。速度、航続距離、そして雷跡が見えな
い、不発が少ないという卓越した性能は当時は世界一でした。




 韓国人慰霊塔。当時は、朝鮮国から動員された人々でしたが、その後の朝鮮
戦争で、韓国と北朝鮮とを区別しているところに、複雑さを感じずにはいられま
せん。矢印の先は祖国があるのでしょうか。


 沖縄戦、最後の激戦地、摩文仁(まぶに)の丘にある沖縄平和祈念堂。








 摩文仁の沖縄平和祈念堂の反対側にある、摩文仁第32軍司令部壕まで歩
きました。途中、各都道府県の慰霊碑があります。
 この壕では、牛島満陸軍中将を司令官とする沖縄守備隊第32軍が最後に立
てこもった場所です。

 バイクを走らせ、奥武島(おおじま)に渡ります。奥武島には、有名なてんぷら
屋さんがあります。値段を見てビックリ! 45円〜100円。注文したのは友人
オススメのもずくとさかな。さかなってそのままやないですか。笑




 店の前の港でてんぷらを食べます。少年たちがイカを狙っていました。

 友人は夕食も付き合ってくれました。那覇市のホテルにバイクを置いて、国際
通りに向います。居酒屋に入って、沖縄料理を食べましたが、ラードを使ってい
るんですね。胃潰瘍持ちの私にはちょっとつらい料理もありましたが、リーズナ
ブルで量が多いのですね。

 その後、松山という盛り場をうろうろしました。(別に怪しいお店で遊ぶのでは
ありません。あくまで社会見学です・・・汗。) 辻々には、黒い背広を着た、キャ
ッチと呼ばれるポン引きが何十人も立っていて、通行人をめがけて群がってきま
す。私は、日本一キャッチの強い盛り場は、北海道札幌市のススキノだと思って
いましたが、那覇の松山が日本一ですね。

本日の走行 80キロ



平成18年12月28日(木)

 朝、5時に目覚めます。私は、ツーリングの時は、いつもと違って早起きなの
です。
 コンビニに食事を買いに行きます。スパムというハムを挟んだ沖縄独特のお
むすびを買います。スパムはアメリカの缶詰で、米軍占領時に一般に広がった
ようです。
 友人がホテルに誘いに来てくれたのは、午前8時前。まだ少し暗い感じです。
大阪とは経度が違うので、日の出も若干遅く感じます。
 今日の予定は、中部観光。友人のナビゲートでバイクを走らせます。マジェス
ティ125FIは快適です。ちょっと爆音が大きく感じますが、振動も少なく、力強
く、流れにもすいすい乗れます。メットインは小さめですが、コンビニフックが付
いていて、リュックが吊るせるので、大助かりです。




 友人オススメの花織そばで、食事をします。地元の有名店だそうです。
 沖縄そばには、唐辛子を泡盛でつけた薬味を入れます。私は、運転があるの
で・・・。
 豚の手を煮た「てびち」は、やわらかくてプルプルです。150円は安いですね。


 読谷村の楚辺(そべ)米軍通信施設、通称 象の檻と呼ばれるアンテナ施設
です。を見学します。沖縄米軍基地の象徴として、ニュースでよく報道されてい
た場所です。直径200メートル、高さ28メートル、テレビで見るより随分大きな
施設です。
 象のオリの前には、大きな駐車場があり、観光地のような感じを受けました。


 続いて訪れたのは、読谷補助飛行場。旧日本軍が陸軍北飛行場として建
設、米軍が占領し、現在も米軍が使用しています。ただ、常用ではないので、
一般車両の通行が認められていて、普通にクルマが走っています。滑走路は、
真ん中はアスファルト舗装されていますが、両横は未舗装です。
 ここは、熊本県健軍飛行場から飛び立った義烈空挺隊という日本陸軍の特殊
部隊が爆撃機で夜間に胴体着陸を敢行、駐機してあった米軍機やガソリンタン
クを焼き払うという特攻作戦が行われた場所です。


 滑走路の横には、飛行機を停めておく駐機場がありますが、その間には、読
谷村役場や運動施設があります。飛行場の真ん中に役場を建てて、使えなくし
てしまったとも聞きました。

 滑走路の横はサトウキビ畑です。黙認耕作地だそうてす。
 もともとの地主には土地使用料が米軍から支払われており、耕作は出来ませ
んが、他の人が勝手に耕作することは黙認されています。返還後の耕作地ぱ
補償される予定はありません。基地問題の複雑さを感じずにはいられません。



こんな看板がありました。




 さすが沖縄です。ハパイアが生っていたり、12月なのにハイビスカスが咲い
ています。ツバメも普通に飛んでいました。大阪での5月のゴールデンウィーク
の頃のような気候です。

残波岬は天気が悪く、暴風状態、まるで越前海岸の東尋坊のようです。




「道の駅かでな」より嘉手納基地を見学します。


米軍嘉手納基地の前にある「安保の丘」。活動家の姿は見られませんでした。




 街で見た歌手養成学校の広告。この業者はどうなのかは判りませんが、怪し
い業者も多いそうです。

本日の走行 110キロ

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