高知龍馬空港近辺の掩体壕

 高知県南国市にある高知龍馬空港は、旧日本海軍高知航空隊基地として昭
和19年に開設されました。この基地は、偵察要員の養成を目的としたものです
が、偵察練習機「白菊」による特別攻撃も行われました。
 空港の南側には、今も当時に使われた掩体壕 (敵の攻撃から飛行機を守る
ための半地下壕)が残っています。


水田の中に7基残っています。






経年による傷みが目立ちます。


中は、農機具置き場に使われています。


 地主の方は、「昔、鉄筋を売るために解体したが、物資が枯渇していたのか、
鉄筋はほとんど入っていなかった。姉歯建築士やヒューザーと同じや。」と笑っ
ていました。





偵察練習機「白菊」
 全幅 14.98m  全長 10.24m 全高  3.93m  自重 1.67t
 発動機 空冷式226km/h(特別攻撃時)
 プロペラ木製2枚羽根  燃料480リットル
 搭乗員2名 乗員5名 爆弾250kg×2

 この掩体壕を貴重な戦争遺跡として、後世に残そうという運動があるそうで
す。

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